未経験でも可能?セレクトショップの開業に重要なポイント、内装やディスプレイについても解説!
- お役立ちコンテンツ
「未経験だけどセレクトショップのお店を開きたい。」
「開業にあたって何が必要で、どんな内装にしたらいいのかわからない。」
セレクトショップを開業するにはWEBショップと実店舗の方法があります。
ショップイメージや世界観を内装やディスプレイでより表現したい、開業するなら自分の店舗を持ちたいと思われる方も多いと思います。
そんな未経験の方に向けてセレクトショップの仕組みから接客、ディスプレイについてまで解説いたします!
セレクトショップを開業するためのコンセプト設計とターゲット選定
どの業種でもショップのコンセプトを決めることは大切です。
また、セレクトショップと言っても様々なお店がありますよね。
例えば、様々な国内ブランドを扱う服屋、世界各国のお菓子を集めたお菓子屋、
日用品を集めた雑貨屋、インポートのインテリアを集めた家具屋など…
ショップの雰囲気やラインナップのセンスなどを気に入ってリピーターとなってくださる
顧客ターゲットは誰なのか。
未経験であれば、なおさらターゲットをしっかりと固めてから開業することが重要です。
▼ターゲットを決める時は、5つのポイントを抑えましょう
・ニーズだけではダメ。「インサイト」を明確にしよう
・ターゲットに届く!「提供価値」を言語化しよう
・お客様はどんな属性?「デモグラフィック」を定義しよう
・幸せにしたいのは誰?「ペルソナ」を設計しよう
・行動あるのみ!具体的な「アクションプラン」を洗い出そう
詳しくは下記の記事をチェックしてください。
【関連記事】
【前編】ターゲット選定で成功に導く店舗開業!マーケティングのプロが徹底解説します!
【後編】ターゲット選定で成功に導く店舗開業!マーケティングのプロが徹底解説します!
なぜターゲットを固めることが重要なのでしょうか?
ショップに独自性や個性がないと、リピーター顧客が付きにくく、売り上げが安定しにくいからです。
セレクトショップのファンを獲得するためにも、コンセプトを明確にしましょう!
また、一度コンセプトを決めたら、コンセプトに合った商品を徹底して取り扱い続けることも重要です。
Mabではこのようなコンセプトやターゲット選定についてのご相談もプロの知見でご支援が可能です!
セレクトショップの商品の仕入れ方法、仕組みについて解説!
コンセプトやターゲットが決まれば、どんな商品を仕入れたいか考えてみましょう。
そもそもセレクトショップとは、様々なメーカーまたは卸売業者から商品を仕入れて個人に向けて販売をする小売業です。
そのため、商品を仕入れないと商売になりません。
未経験であれば、そもそもどうやって商品を仕入れるのか不明ですよね。
ここでは国内ブランドの服を中心としたセレクトショップという仮定で3つの方法を解説していきます。
①仕入れサイト
ネットショッピングのように卸売業者から、オンライン上で取引ができます。
検索などでアイテムを絞れたり、卸値(下代)を比較できたりするので未経験者であれば比較的使いやすいツールです。
売れるものを必要なだけ発注をしやすいところもポイントです。
ただ、実際に触れられないため、商品の質感や着心地まではわかりにくいというのが難点でしょうか。
また、手を出しやすい反面、他店とかぶることもあり、希少性は薄くなります。
【仕入れサイトの例】
スマセル https://www.smasell.jp/
スーパーデリバリー https://www.superdelivery.com/
②合同展示会、見本市
様々なメーカー、ブランドを集めた合同展示会は主に春と秋に開催されています。
展示会のコンセプトや、イメージによっても出店者が異なります。
アパレルだけでなく、服飾雑貨や食品、生活雑貨なども多く、
企業はもちろん、個人で運営しているようなブランドに出会うことも多く、他店で取り扱いがされていない商品に出会う可能性があります。
また、ビジネスマッチングの場でもあり、新たな商品開発なども視野に入れられるため、名刺をたくさん用意して臨みましょう。
【展示会の例】
JUMBLE TOKYO https://jumble-tokyo.com/
NEW ENERGY https://new-energy.ooo/
ギフトショー https://www.giftshow.co.jp/tigs/
大日本市 https://www.dainipponichi.jp/shop/default.aspx
③メーカーの展示会
商材の製造元から直接仕入れる方法です。
SS(Spring / Summer)、AW(Autumn / Winter)と分けられ、春、秋で年に2~4回開催するメーカーが多いです。
市場にまだ出回っていない商品をシーズン先行で仕入れたり、メーカーと一緒にオリジナル商品を開発できれば、他のショップとの差別化も進みます。
さらに卸問屋を仲介しないため、仕入れの単価を低く押さえられる可能性もあります。
ただ、一定期間の継続取引が必要であったりロットがある場合もあります。
さらに来年の商品を先行発注する必要があるため、最初は販売予測を立てることが難しいかもしれません。
また、ブランド側が卸先を選定していたり、招待状が必要な場合もあるため、繋がりをどう持つかという点もポイントです。
そのほか、海外に買い付けに行き、仕入れるなどルートは様々ですが大きく3つをご紹介しました。
セレクトショップでの適切な接客方法は?
セレクトショップのコンセプトや仕入れる商品ラインナップが決まったら、どんな接客が適切であるか考えてみましょう。
例えば、以下のような場合、どんな接客が適切でしょうか?
【ターゲット】
地元の主婦層、子育て世代
【内容】
ナチュラル系統で手に取りやすい価格帯の服、子供服のような商品を中心に展開するセレクトショップ
上記の場合、百貨店のような格式ばった接客よりは、フランクにお話することを重視した接客が良さそうです。
次に、
【ターゲット】
トレンドに敏感な20代~30代
【内容】
モードカジュアルテイストで、デザイン的に前衛的な服も展開するセレクトショップ
上記の場合は、親しみやすさよりも干渉しすぎないクールな接客が望まれるかもしれません。
土地柄に寄る部分も大いにありますが、商品価格帯、ターゲットとする顧客をイメージしながら接客スタイルを変えて行くことも大切です。
とは言え、個人のセレクトショップの場合、オーナーの色、個性が重要なポイントになります。
そのため、自分の魅力を発揮できる商材を扱うことも視野に入れましょう。
セレクトショップならではの内装、ディスプレイは?
物件が決まれば、お店の内装に取り掛かります。
セレクトショップの内装は、商業施設などにインショップで出店するか、路面店で出店するかによっても変わります。
インショップで出店する場合
施設内の一角に出店するため、通りなどに直接つながる出入口はありません。
そのため、外装工事やショップ看板などの設置が少ないことがインショップの内装デザインの特徴です。
施設内になるので内装の制限があったりと、ルールがある半面、集客面で館の力を借りることができます。
また、館内通路を歩くお客様へアピールするために3つのポイントが重要です。
・おすすめや手に取りやすい価格の商品を通路側へレイアウト
・目を惹くポップの設置
・通路のお客様へのお声かけ
内装、ディスプレイを含め店舗全体の商品とショップイメージのわかりやすさ、視認性を高める方法を検討しましょう。
路面店で出店する場合
路面店とは、通りに面した店舗のことで通りから直接入れる店舗のことです。
個人でお店を持つ場合は、路面店となることが多いと思います。
セレクトショップを路面店で出店する場合、比較的自由に内装・外観・看板、什器等を造作可能です。
セレクトショップの外観は、お客様が入店の判断をするポイントですので慎重に決めていくのが良いでしょう。
例として、2つのパターンで考えてみます。
【パターン①】ターゲットを地元の主婦層、子育て世代にした場合
内装は、アンティーク調の什器に植物やドライフラワーなどであたたかみが出ているもの。
看板は、手書き風文字で温かみのある木目調がイメージとして浮かびます。
【パターン②】トレンドに敏感な20代~30代をターゲットにした場合
モードカジュアル系統のセレクトショップであれば、内装はモルタルやコンクリートなどを使った無機質な内装に、スタイリッシュでシンプルな素材の什器や看板を立て付けるなど…
このようにセレクトショップの商品内容、ターゲットとするお客様に合うように。
さらにオーナーのこだわりを詰めて看板、ロゴデザイン、そして内装を業者と綿密に相談しましょう。
また、什器の配置や小道具で同じ空間でも大きく見え方が変わる場合もあります。
Mabではインテリアコーディネートについてのご相談も承ります。
開業に伴う土地、物件探しから内装などの店舗施工、デザインについてもMabはご支援しておりますので、お気軽にご相談ください。
【関連記事】