2024.01.10

スケルトン店舗について解説！30坪の店舗はいくらかかる？

物件を探していたら、30坪のスケルトン店舗が出てきたけどいくらかかるだろう？

スケルトン店舗を選ぶメリットはなんだろう？

そもそもスケルトン店舗とはどういう意味？

お店を開業するにあたって、物件探しはわからないことだらけですよね。

この記事では、スケルトン店舗の具体的な費用や期間、メリットとデメリットを載せています。「スケルトン店舗」にするか「居抜き物件」にするかの参考にしてください。

スケルトン店舗とは何？

店舗探しの際に出てくる「スケルトン」とは何でしょう。

スケルトン店舗とは、内装設備がなくコンクリートが打ちっぱなしの物件のことを指します。テナントが物件を解約して手放す際に、契約前の状態に「原状回復」して戻した物件のことです。つまり、内装工事前の状態です。

反対に「居抜き物件」は、前の店舗の内装や設備がそのまま残っていることを指します。

スケルトン店舗の工事には、「内装工事のみ」「内装と外装工事」の2パターンがあります。
どういった業種のお店にしたいかにもよりますが、例えば飲食店の内装工事だとおおよそ「坪単価15～30万円」となります。

案外安い！と思った方もいるのではないでしょうか。しかしスケルトン工事には内装や外装工事にかかわらず、ほとんどの場合「補強工事」が必要となります。補強工事は坪単価2~3万円かかります。

つまり、スケルトン店舗に必要な費用は「内装工事のみ」or「内装と外装工事」＋「補強工事」となります。
そのため、30坪の店舗のスケルトン工事だと
内装工事坪単価（15万）×30坪＋補強工事費（2万×30坪）=510万円程度
の費用がかかります。

内装や設備のある居抜き物件の方が、費用と手間が抑えられていい気がしてきますよね。
スケルトン店舗を選ぶメリットとはなんでしょう。

スケルトン店舗を選ぶメリットは2つ！

内装を1から決められるので、お客様に前の店舗のイメージを残さず、さらに自分が作りたいお店のコンセプトに合わせて決めることができます。お店のコンセプトは、どういったお客様に来てほしいか、どういった商品・サービスを届けたいかを考えて決めましょう！

自分好みの内装にできるので、愛着が生まれるのも1つのメリットです。お店の内装や設備にこだわりたい方は、スケルトン店舗にすることをお勧めします。

内装工事費だけでみると、居抜き物件の方が費用を抑えられるイメージがあると思いますが、物件によっては居抜き物件でも一部工事が必要な場合があります。修繕工事よりもスケルトン工事の方が1から作るため、見積もりも出しやすく費用を抑えられるケースがあります。

また、居抜き物件の設備は何年使用しているものか不明なため、設備の劣化具合がわからず、早く故障してしまうこともあるでしょう。例えば、扉の不具合や水回りの設備などが壊れてしまった場合は一時休業になる可能性もあるので、居抜き物件にする場合は設備状況をよくチェックしましょう。

スケルトン店舗を選ぶときのデメリットは3つ

物件を借りるときに見落としがちなのが、退去時の費用です。

スケルトン店舗は、解約時に原状回復が基本となります。原状回復とは、「借りる前の状態に戻すこと」なので、内装や設備などをすべて撤去する必要があり、工事費用がかかります。

原状回復工事は、お店の業種によりますが1坪5～10万円ほどかかるため、30坪のスケルトン店舗を借りたい場合、退去時に30万円の工事費用がかかると思っておきましょう。

スケルトン店舗の場合どういった工事が必要で、どれくらいの期間がかかるのかわからず決められないという方もいますよね。

スケルトン店舗に必要な工事

これらを行うのに、最低でも1か月～2か月は必要になります。（※箱の大きさにより変動します）

内装をこだわりたくてスケルトン店舗を考えている方は、契約日から3か月後を開店日の目安位にしておきましょう。

また、物件の契約前にどれくらいの内装費用がかかるか気になりますよね。契約前に施工会社に見積依頼をしても概算でしかもらえない場合や、契約が決まっていないので見積自体をもらえない場合もあります。

当社では、お客様の”繁盛店”を実現するために契約前でも無料で内装費用をご提案しています。

物件探しからのサポートも可能ですので、
・お店のコンセプト設計
・今の物件で決めかねているお悩み
・スケルトン店舗の施工見積もり
などお気軽にご相談ください！