古民家で飲食店開業に必要なことは?和風店舗を作るポイントも解説!

古民家で飲食店開業に必要なことは?和風店舗を作るポイントも解説!

  • お役立ちコンテンツ

古民家で飲食店を開業するには何が必要なのか?
古民家は、訪れる人がゆったりできる環境を提供でき、さらに日本の伝統や趣を伝えることができます。
だからこそ最大限に古民家の良さを引き出して、飲食店を開業したいですよね。
意匠建築を得意としているMabが、
古民家で飲食店を開業するには何が必要なのか、そして魅力的な和風店舗を作り上げるポイントについて徹底解説!
開業までの準備を怠ると、開業日に間に合わない!なんてことも…
この記事を読んで、開業に必要なことや和風店舗のポイントを理解し、素敵な古民家飲食店を開業しましょう!

古民家で飲食店開業に必要なことは?

古民家を利用した店舗

古民家で飲食店を開業するためには、5つのポイントがあります。

1.コンセプトとターゲットを決める
2.飲食店開業に必要な資格を取る
3.物件(古民家)を探す
4.改装する
5.申請手続きをする 

それぞれについて詳しくお伝えしていきます!

1.コンセプトとターゲットを決める

コンセプトとは、お店のテーマや方向性のこと。
ターゲットとは、どんなお客様に来店してほしいのかということを決めます。
飲食店を繁盛させるために重要なコンセプトとターゲット。
これらを決めなければ、物件探しや内装のイメージがうまく行かず、結果、繁盛に繋げることができなくなります。
コンセプトやターゲットの選定については、こちらの記事で詳しく書いているので、是非参考にしてください。

 

【関連記事】

開業 ターゲット【前編】ターゲット選定で成功に導く店舗開業!マーケティングのプロが徹底解説します!

開業 ターゲット【後編】ターゲット選定で成功に導く店舗開業!マーケティングのプロが徹底解説します!

2.飲食店開業に必要な資格を取る

飲食店開業に必要な資格は2つあります。

食品衛生責任者
店舗に対して1人以上の設置が義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、オンライン上でも取得可能です。

防火管理者
30人以上収容できる店舗の場合のみ必要です。
資格取得については下記の関連記事を参考ください。

 

【関連記事】

店舗開業に必要なものは?資格や開業届など、開業に必要な手続きを徹底解説!

3.物件(古民家)を探す

選定したコンセプトやターゲットに合った地域で物件を探します。
古民家の空き家はインターネット上でも探すことはできます。
しかし、なかなか空き家が見つからない場合は以下の方法を試してください。

・開業エリアの不動産屋に聞く
・近隣に古民家飲食店がある場合は、オーナーに聞く

4.改装する

物件が決まると、いよいよ改装工事!
古民家の特徴である、年月を感じられる壁や柱、開放感のある天井など良さを残しつつ改装しましょう。

5.申請手続きをする

飲食店開業のためには5つの申請書を提出する必要があります。

飲食店営業許可
開業エリア管轄の保健所へ行き、申請します。申請〜許可までおよそ2週間かかるため、計画的に進めましょう。
開業届
開業エリア管轄の税務署へ行き、『個人事業の開廃行等届出書』を提出してください。
防火対象物使用開始届
開業エリア管轄の消防署に提出してください。
火を使用する設備等の設置届
開業エリア管轄の消防署に提出してください。

 

これらの届出を忘れると、開業日が遅れてしまう恐れがあります。
必ず計画的に実行してくださいね。
5つのポイントについてお伝えしましたが、他にも什器をそろえたり集客活動を行う必要があったりと、開業に向けてやるべきことはたくさんあります。

 

これらを一人で抱え込むのは大変なこと。
Mabは飲食店開業の支援の実績が多数あります。
開業に不安のある方は、無料相談を承っているので是非ご相談ください!

古民家で和風の店舗を作るポイント

古き良き昭和の雰囲気がある店舗

古民家は現代の建造物では感じることのできない、独特の和の雰囲気がありますよね。
そのため、日本の伝統や趣を伝えることに適した場所だと言えるでしょう。
そんな伝統や趣をそのままにした、魅力的な和風店舗を作るためには3つのポイントがあります。

経年劣化を活かす
時代を感じさせる壁や柱・梁、高い天井はゆったりとした空間をつくりあげます。
お客様に非日常を体験してもらうためにも、経年劣化した部分はうまく残しましょう。
和モダンな内装にする
お店のコンセプトがマッチするなら、和モダンはおすすめです。
古民家の木材は洋風の家具や小物ともマッチするため、他の古民家店舗と差別化を図ることができます。
光を取り入れる
経年により木材の色が深く変化しているため、古民家に対して暗い印象を持つ方も多くいます。
その場合、大きな窓で自然の光を取り入れたり、吹き抜けで開放的な空間を作りましょう。

 

古民家は日本の伝統や趣を伝えるために最適な建築物です。
うまく魅力を活かして和風の店舗を作りましょう。

【写真有】施工事例とこだわりポイント

Mabの職人が手がけた古民家飲食店を写真とともにご紹介します!
ご紹介する施工では、壁やカウンター天板の塗装を手がけました。

『菓子屋 温』店舗内装の様子

【Point1】
古民家の特徴である、梁や土壁をそのまま活かしています。
カウンター天板は、伝統的な左官による仕上げで日本家屋と調和して美しい仕上げに。

飾り窓から見える日本庭園

【Point2】
飾り窓の奥の中庭は増築し、日本庭園を。
こちらの庭はオーナー様が造られました。
庭と日本家屋とを調和するように、壁は左官塗りにし、日本の趣が感じられる一作に。

ファサード部分のショーケース(茶色部分)

【Point3】
イタリアの現代的な特殊塗料を使い、コールテン鋼のような錆のある仕上げを施しました。
日本家屋にもマッチする伝統的かつモダンな雰囲気を演出。

 

いかがでしょうか?
古民家が持つ伝統的な日本の文化が伝わる素敵な内装ですよね。

まとめ

今回は、古民家で飲食店開業するのに必要なことをまとめました!

・開業準備には大きく5つのポイントがある
・申請書類は計画的に進める
・和風店舗のポイントは、経年劣化や光を活かして和モダンな内装に

開業準備や、古民家改装となると多くの悩みや不安がありますよね。
Mabは建築や店舗開業のプロが揃っています!一人で抱え込まず、まずは相談してみてはいかがでしょうか?