ネイルサロンの開業は失敗しやすい?!事前に抑えておきたい5つのポイント
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ネイルサロンを開業したいけれど失敗したくない…。
独立したいけれど、何をしたらいいのかわからない…。
ネイルサロンを開業するにあたって不安なことだらけですよね。
通いたいネイルサロンは、お店よりスタッフさんで決めている方が多いのではないでしょうか。同じお店でも、スタッフさんによって技術の違いや得意なデザインなどもあるので、お客様が一定数定着してきたら、将来独立を考える方もいますよね。
この記事ではネイルサロンを開業するにあたって失敗しないポイントや、必要な手続きをまとめています。開業を検討している方は参考にしてみてください。
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- ネイルサロンの廃業率は?
- 開業前に知っておきたい!失敗しないポイント
- ネイルサロン開業に必要なものは?
- ネイルサロンの開業に失敗したくない!Mabにご相談を!
ネイルサロンの廃業率は?
ネイルサロンの店舗数は年々増えていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、不要不急の外出を控え在宅勤務も増えたことにより、ネイルサロンの需要が減少し倒産が相次いでいます。現在では感染症の拡大は落ち着いてきていますが、自宅でのセルフネイルが流行っていることと、需要を上回る店舗数の増加からネイルサロン業界は厳しいといわれています。
ですが、2022年の休廃業・解散件数を見てみると、毎年4万件を超える廃業件数が出ています。
2022年の業歴別の休廃業・解散は、業歴10年未満が24.1%で、(前年26.6%)、10年以上20年未満は22.6%(前年21.6%)とのことなので、業歴で見ても、10年未満で休業または廃業になるお店は多そうです。
また、エステティック業界で休廃業・解散は2020年から3年連続で100件台、2022年は過去最多の116件に達したため、厳しい業界であることは確かなようです。
開業前に知っておきたい!失敗しないポイント
ネイルサロン業界は厳しいとわかっていても、「いつかは独立したい!」「自分でお店をもちたい!」と思う方は少なくないと思います。
せっかく努力をして開業したにもかかわらず、すぐに廃業してしまった…ということがないように、開業にあたって大切なポイントを押さえておきましょう!
開業するにあたって大切な5つのポイント
- ・コンセプトとターゲットを決める
- ・集客のための導線を作る
- ・適正な価格設定
- ・新規顧客だけでなくリピーターを定着させる
- ・財務管理をしっかり行う
コンセプトとターゲットを決める
まずは、お店のコンセプトを決めましょう!
何となく独立を決意したものの、お店のコンセプトやターゲットを決めずに、場所の目ぼしだけ決めてしまうこともあるのではないでしょうか。ですが、お店のコンセプトとターゲットによって、適切な立地やお店の内装は異なります。例えば主婦をターゲットとするのか、OLをターゲットとするのかによって立地や内装の雰囲気は違ってきますよね。
また、ターゲットの行動範囲とご自宅の立地が合う場合、広さによっては自宅での開業も可能です。
場所や内装を選ぶ為にも、まずはお店のコンセプトとターゲット層を決めましょう。
また、ご自身が得意とするネイルのデザインや世界観に合わせて内装を作るというのも1つの方法です。
集客のための導線を作る
お客様がすでについている場合でも、新規のお客様を常に呼び込めるような仕組みづくりが大切です。ネイルサロンを探している方々の目につくように、SNSやホームページを用いたマーケティングをしていきましょう。
お客様がネイルサロンを選ぶポイントは、接客、丁寧な技術やネイルの持ちもありますが、一番はデザイン、サロンの認知度でしょう。デザインが見せやすいInstagramやTikTok、Youtubeを活用するのがいいでしょう。
はじめは何を投稿したらいいのか悩む方も多いと思いますが、大事なのはお店のコンセプトと合うように、投稿内容に統一感を持って運用することです。
デザインのサンプルや、施術後の写真をアップしたり、施術中のムービーを上げたり、メニュー・料金を合わせて載せたり、営業時間やキャンペーンの告知をするのもいいでしょう。
また、お店の投稿だけでなく、来てもらったお客様にもメンションやハッシュタグを使って、投稿してもらうのも1つの手段です。
適正な価格設定
お客様を呼びたいという一心から、無理に他店より安くするのはやめましょう。人数を呼べればコスト回収できると思うかもしれませんが、ネイルの施術には一定の時間が必要なため、金額を下げすぎるとコスト回収が難しくなります。
また、安すぎる価格設定はお客様に不信感を与えます。来てほしいターゲット層にもよりますが、価格は適正に設定し、価格がネックであれば、初回割引や期間限定キャンペーンなどを実施して、リピーターになっていただけるような施術・サービスを心がけましょう。
新規顧客だけでなくリピーターを定着させる
お店を繁盛させるために一番大切なのは、お客様にリピートしてもらうことです。リピートしてもらうためには施術のスキルが大事ですが、それ以外にもリピートの機会を逃さないような取り組みを行いましょう。例えば、「施術後に店内で次回の予約をしてもらうと10%OFF」などの割引サービスを導入したり、リピーター限定のサービスなどを設定したりすることで、リピートしてもらう機会を増やすことができます。
財務管理をしっかり行う
自分ひとりでお店を経営する場合、お金の管理がずさんになりがちです。予約管理・施術・店内の掃除など、日々の業務に追われて財務管理がおろそかになることも。
ですが、備品のコスト管理、売上、収益が管理できていないとお店が軌道に乗ってきているかどうかがわかりません。お店を経営する際には、最初の1年と5年後の収支目標を決めて、想定通り動けているか、経営戦略の見直しが必要かを定期的に見直すことが大切です。
ネイルサロン開業に必要なものは?
ネイルサロンを開業するにあたって、必要な資格や手続きはあるのでしょうか?
自宅での開業・テナントでの開業、どちらの場合でも必要な手続きはありません。
ですが、法人登記をする場合は必要な手続きがあります。
また、資格も必須ではありませんが取得しておいたほうがいいものがあります。
法人登記をする場合
法人登記をする場合の手続きは2つあります。
1つは開業届。もう1つは任意ですが青色確定申告があります。
開業届
法人登記をする場合は、開業届が必要になります。
- ・開業届入手方法
開業届は税務署の窓口での受け取り、または国税庁のサイトからも取得可能です。
- ・開業届の提出
開業届は事業を始めてから1か月以内に申告が必要になります。
納税地を管轄する税務署の窓口に直接提出 または、郵送での提出が可能です。
郵送の場合は、e-Taxソフトで利用者識別番号を取得し、届け出の作成が必要となります。
郵送期限が土曜日・日曜日・祝日の場合は、その翌日が期日となります。
「間に合わなかった…」ということがないように、早めに提出しましょう。
青色申告特別控除
控除金額は10万円、55万円、65万円の3段階があります。
標準は55万円の控除となりますが、一定以上の要件を満たしている場合は、65万円の控除が受けられます。
または、55万円の控除に満たない場合は、10万円の控除がうけられます。
国税庁のホームページに詳しく記載があるので参考にしてみてください。
申請自体は簡単ですが、要件として所得に携わる取引を正規の簿記に記帳していることや、貸借り対照表および損益計算書が必要になります。
簿記の知識が必要となるので、ご自身での準備または確定申告ソフトの導入や、税理士への依頼を検討しましょう。
店舗開業に必要なものはこちらの記事で詳しく説明をしています。
合わせてご確認ください。
あったほうがいい任意の資格
ネイルサロンを開業するにあたって必須の資格はありませんが、ネイルの技術を上げ店舗の信用に繋がる検定が3つあります。
ネイリスト技能検定試験
JNECが認定する正しい技術と知識の向上を目的とする、実践に役立つ検定試験です。25年以上前から実施されており、約96万人の受験者実績があります。年4回開催しており、3級・2級・1級があります。
試験概要
3級 | ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識。 | 6,800円(税込) |
2級 | サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識。 | 9,800円(税込) |
1級 | トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識。 | 12,500円(税込) |
3級に合格すると2級の受験資格が与えられ、2級に合格すると1級の受験資格が与えられます。どの級も実技試験と筆記試験があります。
2023年秋期から実技試験の改定があり、すべての級でモデルさんまたはJNEC認定モデルハンドでの実施となります。
合格者には合格証書が発行されます。
採点基準は日本ネイリスト検定センターのホームページに試験概要の記載がありますので、ご確認のうえ受験ください。
JNAジェルネイル技能検定試験
NPO法人日本ネイリスト協会が年2回実施している、ジェルネイルの普及を目的としたサロンでジェルネイルを施術するための理論と技術習得を問う試験です。JNA認定校にて受けられます。
全国で10万人以上が取得している検定で、初級~上級があります。
初級 | ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の修得。 | 9,900円(税込) |
中級 | ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門的知識と技術の修得。 | 13,200円(税込) |
上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術の修得。 | 16,500円(税込) |
初級~中級は、筆記試験と実技試験(モデルまたはトレーニングハンドで実施)があり、上級は実技試験のみ(トレーニングハンドで実施)となります。
こちらも初級はどなたでも受けられますが、中級を受けるには初級の合格、上級を受けるには中級の合格が必要となります。
合格者には、合格証と資格バッジが発行されます。
試験内容はJNAジェルネイル技能検定試験のホームページに試験要項がまとまっているので、ご確認ください。
JNA認定ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロンにおける衛生管理の自主基準を正しく理解し、サロンにて安全で安心なネイルサービスに求められるスキルを習得できる検定です。
全国のJNA認定校にて受けられます。認定校によって価格や支払い方法が異なりますが、
NPO法人日本ネイリスト協会では、オンラインとオフライン受講が選べて毎月数回実施しているので、受験できる場所が少なくて受講に悩んでいる方は、NPO法人日本ネイリスト協会のホームページより申し込みしてはいかがでしょうか。
申し込み後、テキストが送付されるのでそれらをもとに、当日は講習・確認テスト・試験問題の解説と成績発表(不合格の場合は補修受講)を受けましょう。
後日、認定書と認定バッジが送付されます。
ネイルサロンの開業に失敗したくない!Mabにご相談を!
ネイル業界の開業は厳しいものの、以下のポイントを抑えて計画を立てていくことで失敗を防げるでしょう。
- ・コンセプトとターゲットを決める
- ・集客のための導線を作る
- ・適正な価格設定
- ・新規顧客だけでなくリピーターを定着させる
- ・財務管理をしっかり行う
また、検定を受けておくことで技術の向上や、サロンの衛生管理を学べるので自身もお客様も安心できます。
とはいえ、ネイルサロンを開業するにあたってすべてを一人で抱えるのは大変ですし、不安もありますよね
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